2009年3月21日土曜日

無線LAN設定の補足(/etc/rc.d/init.d)

CentOS+INSPIRON 700m 無線(WPA-PSK)設定の手順「7.」の理由が分かり難いようですので、補足します。

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7.DHCPを考慮した設定変更
DHCPでIPアドレスを自動取得される場合は、どうやら、ネットワークサービスが先に起動してから wpa_supplicantサービスが起動してしまい。DHCP設定でIPを取得するように設定していても、無線LANがIPアドレスを取得できないよ うです。そのため、ログイン後にDHCPを実行するよう/etc/rc.localにdhclientを実行させるとか、/etc/init.d /wpa_supplicantの# chkconfig: 行をnetworkサービスより先に起動するよう編集する必要があります。
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まず、CentOSの場合、/etc/init.d/etc/rc.d/init.dのシンボリックリンクで、どちらを編集していただいても大丈夫です。

また、/etc/rc.d/init.dはサービスの制御スクリプトが格納されているディレクトリです。このあたりの詳細説明はランレベルの説明を含め割愛しますが、ここでは、サービスの起動と停止が行えるスクリプトが格納されていると思って下さい。

そして、ネットワークを活性化するスクリプトが/etc/rc.d/init.d/networkで、無線LANの設定が/etc/rc.d/init.d/wpa_supplicantとなります。

例えば、/etc/rc.d/init.dの起動順序が、network → wpa_supplicantの場合、
/etc/init.d/network でネットワークが活性化時に無線LANのサービスが起動していないため、無線LANを使用するNICが活性化されません。

そこで、以下の手順でwpa_supplicantサービスが先に起動するように設定を変更します。

1.現在の設定の確認
[networkスクリプト]
# grep -w "# chkconfig" /etc/rc.d/init.d/network [Enter]
 # chkconfig: 2345 10 90 ←networkスクリプトは10番目に起動する。

[wpa_supplicantスクリプト]
# grep -w "# chkconfig" /etc/rc.d/init.d/wpa_supplicant [Enter]
 # chkconfig: - 12 88 ←wpa_supplicantは12番目に起動する。

確認結果からnetworkスクリプトが先(10番目)に起動するため、wpa_supplicantスクリプトの起動順序を10番目より前に起動するよう編集する。

2.wpa_supplicantスクリプトの編集
# vi /etc/rc.d/init.d/wpa_supplicant [Enter]
 [編集前]
 〜省略〜
 # wpa_supplicant
 #
 # chkconfig: - 12 88
 # description: wpa_supplicant is a WPA Supplicant for Linux, BSD and \
 〜省略〜

 [編集後]
 〜省略〜
 # wpa_supplicant
 #
 # chkconfig: - 08 88 ←12から08へ変更
 # description: wpa_supplicant is a WPA Supplicant for Linux, BSD and \
 〜省略〜

3.wpa_supplicantをchkconfigで設定するための初期化
# chkconfig --del wpa_supplicant [Enter]
# chkconfig --list |grep wpa_supplicant [Enter]
何も表示されないことを確認する。

4.wpa_supplicantをchkconfigに設定する。
# chkconfig --level 2345 wpa_supplicant on [Enter]
 この例の場合はランレベル2,3,4,5でwpa_supplicantスクリプトを起動するよう設定

# chkconfig --list wpa_supplicant [Enter]
 wpa_supplicant 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off

5./etc/rc.d/rc*.d/の確認
# ls -l /etc/rc.d/rc5.d | grep wpa [Enter]
 lrwxrwxrwx 1 root root 24 3月 21 19:36 S08wpa_supplicant -> ../init.d/wpa_supplicant

S08と出力されていれば、ランレベル5(GUIモード)で起動時に8番目にwpa_supplicantが起動するようになります。

上記設定変更を行うことで、起動時にエラーが出力されず、dhcpクライアントを使用している場合は無線LANのNICに対してIPアドレスが割り当てられます。

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