XサーバとXクライアントを紐解くと(X端末の設定方法 ~XサーバとXクライアント~)続いてごちゃごちゃになるのが、ディスプレイマネージャー、ウィンドウマネージャー、デスクトップマネージャーの3つ。それぞれがどのような役割か確認する。
ディスプレイマネージャー
グラフィカルログインをする際にユーザ認証を行うプログラム、主にxdm、gdm、kdmの3種類がある。それぞれの、設定ファイルの場所は以下のとおり。
・xdm (XFree86) /etc/X11/xdm
・gdm (GNOME) /etc/X11/gdm
・kdm (KDE) /etc/X11/kdm
ちなみに、「XDMCPでリモートデスクトップ」で使ったのは、/etc/X11/gdm/gdm.conf なので、リモートデスクトップ機能はディスプレイマネージャーの機能を利用して実現されていることが分かる。
ウィンドウマネージャー
XクライアントはXサーバに対して、「ここに線を引け」など命令を出すわけだが、XサーバはXクライアントとの通信をメインに動作している。そのため、アプリケーションにウィンドウを提供したり、ウィンドウを最大化、最小化といったウィンドウの管理を行っていない。では、どのプログラムが行っているのかというとウィンドウマネージャーと呼ばれるプログラムがウィンドウを管理しており、ウィンドウを管理していることから、ウィンドウマネージャーと呼ばれる。
最近、自分でインストールした Beryl はウィンドウマネージャーの一つで、このことからも分かるようにウィンドウマネーはユーザの好みで変更できる。(MAC風やWindows風など)
デスクトップマネージャー(デスクトップ環境)
ウィンドウマネージャー以外に、端末エミュレータや、ブラウザなど統合された環境を提供する。GNOMEとKEDが有名である。
2007年12月3日月曜日
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